サマリウム・コバルト磁石は、サマリウムとコバルトで構成されている希土類磁石で、サマコバ磁石と略されることも多いです。組成比の異なる SmCo5(1-5系)とSm2Co17(2-17系)がありますが、「1-5系」は高価なサマリウムの比率が高いため、「2-17系」の登場以降あまり用いられなくなりました。
ネオジム磁石に次ぐ磁力を持つ磁石で、ネオジム磁石が登場するまでは大成功した磁石でもあります。ネオジム磁石と比べて価格が高く性能も劣りますが、熱安定性がよく、最大で350℃程度までの環境でも使用できます。又、耐食性がよく、通常メッキなどの表面処理は必要ありません。高温環境での使用や小型で高い精度が必要な場合などは最適です。小型磁気センサー、マイクロスイッチ、小型リレー、光通信、レーザー機器等に根強いニーズがあります。但し機械的強度が低く、欠け易いので取り扱に十分注意する必要があります。
中国は今世界の工場であると言われていますが、磁石の分野でもまさに世界の工場になっております。ネオジム磁石の場合、全世界で使われている量の80%以上は中国で作られていま。理由は簡単ですが、ネオジウムを含めた希土類元素の90%以上は中国によって産出されているからです。ネオジウム磁石の成長が磁石産業全体の成長をもたらしました。近年、ネオジウム磁石を中心にサマコバ、アル二コ、フェライトを含めた、世界一規模の磁石生産基地が浙江省寧波市を中心に形成されております。
我々中国磁石販売株式会社は、長年中国と貿易する経験を有し、多くの磁石メーカーと協力関係を築いてまいりました。高品質なものを低コストで、迅速にかつ安定した供給で皆様の多様なニーズに答えていく所存であります。サマコバ磁石は、標準品のほか、全てオーダーメイドで取扱しております。 磁気特性表をご参考になってまず気軽にご要望をお聞かせください。
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