【生産状況】

中国は今世界の工場であると言われていますが、磁石の分野でもまさに世界の工場になっております。実は全世界で使われているネオジウム磁石の80％以上は中国で作られていま。理由は簡単ですが、ネオジウムを含めた希土類元素の90％以上は中国によって産出されているからです。中国でネオジウム磁石を生産し始めたのは前の世紀の80年代の後半でした。それから約20年間の技術革新によって世界トップクラスの磁石メーカが何社も育ちました。又、ネオジウム磁石を中心に世界一規模の磁石生産基地が浙江省寧波市を中心に形成されております。

ネオジム焼結磁石

一般的に言うネオジム磁石はネオジム焼結磁石のことであります。磁性粉を焼結して成型固化した磁石で、1982年に日本の住友特殊金属の佐川眞人らによって発明されました。高温環境で減磁しやすく、一般的には80℃以下での使用が条件となります。

ネオジムボンド磁石

ボンド磁石は、磁性粉にゴムやプラスチックなどの結合材を少量混合して成型固化した磁石です。結合材は、ゴム磁石では塩化ビニール、塩素化ポリエチレンゴムなどの各種エラストマ、ニトリルゴムなどが使われています。プラスチック磁石ではナイロン、ＰＰＳ樹脂、エポキシ樹脂などが使われています。成型は、ゴム磁石がカレンダーロール成型や押し出し成型、プラスチック磁石は圧縮成型、射出成型が用いられています。ネオジムボンド磁石の磁力は焼結ネオジム磁石の半分程度しかありませんが、フェライト磁石よりも強いです。着磁方向に制限のない等方性であり、多極着磁品には最適です。複雑な形状に加工できますので携帯電話の振動モータやカメラ用モータなどの小型モータによく使用されております。

用　途

ＨＤＤ、ＤＶＤ、小型スピーカ、時計、携帯電話、自動車、ハイブリッドカー、工作機械、各種ロボット、磁気センサー等幅広い用途があります。又小型化、高性能化を目指す分野では、その市場はますます拡大しています。

当社の取組

我々中国磁石販売株式会社は、長年中国と貿易する経験を有し、多くの磁石メーカーと協力関係を築いてまいりました。高品質なものを低コストで、迅速にかつ安定した供給で皆様の多様なニーズに答えていく所存であります。ネオジム磁石は、標準品のほか、全てオーダーメイドで取扱しております。 磁気特性表をご参考になってまず気軽にご要望をお聞かせください。